リスキリングを目指すDX担当のメモ帳

データサイエンスを初歩から学んでいる筆者(DX推進担当)の学習記録です。

ビッグデータ分析の入門書おすすめの8冊

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ビッグデータ分析もはじめの一歩から

 

ビッグデータ分析の入門書を一挙公開

 

文系ビジネスマンの私が、ビッグデータ担当になって5年ほど悪戦苦闘した際に参考にしたビッグデータ分析の入門書をまとめてみる。これからビッグデータの活用に乗り出そうという方に何かしら参考になれば幸い。

 

 

会社を変える分析の力 河本薫

先日参加したデータサイエンティスト協会のセミナーでも引用されていた本。筆者は元大阪ガスのデータサイエンティスト河本さん。

 

企業データサイエンティストで最もと言っていいぐらい有名な人だ。 会社組織の中で、どう分析で効果を出すかやデータ分析プロフェッショナルへの道などが、自己の体験を元に書かれている。

 

分析結果を出すだけではなく、それをどうビジネスに活かすのか、という大事な視点について気づかせてくれる。

 


会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

 

必携の一冊 補足

 

本物のデータ分析力が身に付く本 河村真一他

大阪ガスのデータ分析研修(2日間のワークショップ)の内容がまとめられた本。データアナリシスセンターのデータサイエンティスト集団のノウハウがふんだんに施されている。

 

効果測定のしにくいデータ分析について、その手順の設計方法が詳しく述べられている。初歩的な内容で、数学が苦手な人間でも問題なく読むことができる(手を動かしながら学んでいくことができる。)。データ分析活動の最初に道しるべを示してくれる本だと思う。

 


本物のデータ分析力が身に付く本

 

データ分析の基本と業務 平井明夫、岡安祐一

筆者の平井さんはデータ分析の人気セミナーの講師を務めるなど、長年データ分析の指南で活動されている方。 データ分析とは?ということだけではなく、データ分析を実現するために必要なビジネスインテリジェンスツールやデータウエアハウス等のシステムについて、様々な分析手法の基礎などについて書かれた本。重要トピックを大まかに理解したい、という場合に役に立つ本

 


データ分析の基本と業務 (仕組みが見えるゼロからわかる)

 

ビッグデータ入門 小林孝嗣&できるシリーズ編集部

インプレスのできるポケットシリーズの1冊。副題は分析から価値を引き出すデータサイエンスの時代へ。ビッグデータやデータサイエンティストとは?から、その活用法などが、コンパクトにまとまっている。

コンパクトとはいうものの、それぞれの項目が丁寧に書かれていて、文系ビジネスマンに求められる情報は一通り揃っている。少々古くはなったものの概略を掴むのに非常に役立つ本。

 


できるポケット+ ビッグデータ入門 分析から価値を引き出すデータサイエンスの時代へ できるポケット+シリーズ

 

データサイエンティスト養成読本

タイトルの通り、データサイエンティストになるために必要な力とはどんなものか、概略をざっくり掴むのに適している本。人気で版を重ねていて、関連のシリーズも出ている。最先端のトピックを学ぶのには使えそう。

 


データサイエンティスト養成読本 登竜門編


改訂2版 データサイエンティスト養成読本 [プロになるためのデータ分析力が身につく! ] (Software Design plus)

 

会社を強くするビッグデータ活用入門 網野 知博

ビッグデータ活用での企業支援で知る人ぞ知る会社、ギックスの方が書かれたビッグデータ入門書。ギックス社は日本でビッグデータが騒がれはじめた頃、既に本格的な取り組みを行っていた先進的な会社。

本書は企業実務の中でビッグデータを使うことを目的に、「経営や事業高度化のためのビッグデータ活用」について分かりやすく書かれている。


ビッグデータ系の支援案件数が多数にのぼることもあり、実務に必要な要素が多く盛り込まれている印象。地に足のついたビッグデータ本。読みやすいし、事例も豊富でとても役に立つ。

 


会社を強くする ビッグデータ活用入門 基本知識から分析の実践まで

 

マネー・ボール マイケル・ルイス

弱小メージャーリーグ球団、オークランドアスレチックスがデータ分析で最強球団に生まれ変わった。本書はその立役者であるゼネラルマネージャービリー・ビーンを中心に、アスレチックスの野球でのデータ活用ストーリーが描かれている。


背景にはビリー・ビーン自身の体験(期待されて入団したものの、幻想に支配される現場でうまく力を発揮できず苦しみの中で引退した、というもの)から、メジャーリーグの不合理な部分を排した科学的なアプローチの採用を重視する徹底的なデータの活用があった。

 

ドラフトであったり、トレードであったり、データを用いて、自分達の優位にことを進めていく様子やそれに関連するビジネス交渉の様子は読んでいてかなり面白かった。

データ分析の有用性を説く際によく言及される名著。 物語風になっているので、非常に読みやすい。野球好きにもお勧めの一冊。

 


マネー・ボール〔完全版〕

 

詳しくはこちら

 

分析力を武器とする企業 トーマス・H・ダベンポートジェーン・G・ハリス

すでに古典といっても良い古い本だが、今なお輝きを失っていない。 題名通り、分析力を武器とする企業の特質とそれが他社とどう違うのか、業績への影響とは?そして、そうした企業になるために必要な要素とは?が述べられている。

分析力を武器にする企業の特徴ということで以下のようなことが書かれていた。

1.分析力が戦略的な優位のベースになっている

2.分析に組織を挙げて取り組んでいる

3.経営幹部が分析力の活用に熱心である

4.分析力に社運を賭け戦略の中心にそえる

自社の武器に分析力を加えたい、という場合に読んで損は無い本。

 


分析力を武器とする企業

 

 

引き続きビッグデータの入門書をどんどん取り上げてゆく予定。乞うご期待。

 

こちらも是非!

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